中級

特定の誰かが情報を消したり、止めたり、ブロックしたりできない性質。

詳細説明

検閲耐性(censorship resistance)とは、「検閲に抵抗する力」のことです。特定の権力者・企業・管理者が、情報を削除したり、発信を止めたり、特定の人を排除したりできない性質を指します。

従来のSNSでは、運営会社がアカウントを凍結したり、投稿を削除したり、特定の話題を表示させなくしたりできます。それが正当な判断であることもありますが、一企業や一国家の都合で、人々の声が消される危険も常にあります。検閲耐性のあるシステムでは、これが構造的に不可能です。記録はブロックチェーン上に分散して保存され、所有権を持つ管理者が存在しないため、「消したくても消せる人がいない」のです。これは、表現の自由や情報の永続性を技術的に保証する、強力な性質です。

たとえ話

一冊しかない本なら、権力者がそれを燃やせば内容は永遠に失われます。しかし、その本が世界中の何万もの図書館に同じものとして置かれていたら、誰も全部を燃やすことはできません。検閲耐性とは、この「無数に複製され、世界中に散らばっているから、誰にも消せない」状態のことです。一箇所を潰しても、他のすべてが残り続けます。

CAWでの役割

検閲耐性は、CAWが目指すものの核心です。CAW上の投稿やユーザーネームは、所有権の放棄されたスマートコントラクトを通じてEthereumにオンチェーン記録されるため、誰にもブロックも削除もできません。あるフロントエンド(アプリ)があなたを拒否しても、プロトコルそのものは引き続きあなたのもの ── 別のフロントエンドから、変わらず発信を続けられます。「いかなるユーザーネームも、メッセージも、ブロックされることはない」というマニフェストの言葉は、この検閲耐性を約束しているのです。

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