こんにちは、tencaw-node.com と tencawffee.com の2台のノードを運営している ten です。
このドキュメントは、これからCAWのフルノードを建ててみようと思っているあなたへの、私からの手紙のようなものです。
技術的な手順だけを並べた乾いたガイドにはしたくありませんでした。なぜなら、ノードを建てるという行為は、単なる技術作業ではないからです。それは、CAWという誰のものでもないプロトコルに、あなた自身が一つの参加点として加わるという、ささやかな決意でもあります。
ある日、私は決めた
私は技術の専門家ではありません。普段は会社員をしながら、CAWのコミュニティに静かに関わってきました。
ある日、私はCAWマニフェストを読み返していました。そこには、名前を持たない誰かが残した「夢の設計図」がありました。その夢を実現するのは、リーダーではなく、私たち全員だと書かれていました。
ビジョンが与えられ、その先に何が生まれるかを見届けることでのみ、真に自由で分散化されたシステムは実現する
それを読んで、私は思いました。
「見届けるだけでなく、自分も一つの点として、そこに在りたい」
でも最初はCAWを買って保有することしか考えていませんでした。
そして、匿名の開発者 Gilgamesh 氏が静かに着実にフロントエンドの開発を進めているのを目にしていました。コミュニティではまだかまだかの声が多い中でも、確実に構築し、CAW発行から4年の月日が経ち、2026年5月ついに、テストネットが開始されたのです。
開発を少ない人数の中で進め、構築した者への敬意は計り知れません。そこで私にできることはないかと考え、まったくコードの知識もない自分が、AIの力を借りればノードを運営できるのではないかと考えたのです。
ノードを建てるということ
CAWのプロトコルは、Ethereum という土地の上に建てられた、誰にも止められない仕組みです。コントラクトはすでにデプロイされ、所有権は放棄されています。つまり、CAW のコアはもう完成しています。
では、なぜノードを建てる必要があるのでしょうか。
それは、CAWが「プロトコル」であって「サービス」ではないから。
メールが SMTP というプロトコルの上で動いているように、CAWは複数のフロントエンド、複数のノードがそれぞれ独立に動くことで成り立っています。
公式が一つあって、みんながそこにアクセスする
公式は最初の点であって、絶対ではない。それぞれのノードが独立に動き、お互いを必要としない。それでも全体としては繋がっている
私のノード、あなたのノード、まだ存在しない誰かのノードが、それぞれ独立に動き、お互いを必要としない。それでもネットワーク全体としては繋がっている。
そういう、ばらばらに堅牢な世界を作るための一歩が、「ノードを建てる」という行為なんです。
あなたへ
このドキュメントは、二人の読者を想定しています。
一人は、これからノードを建ててみようかと迷っているあなた。私が辿った道を、できる限り丁寧に書きます。つまずいた場所、解決した方法、その時に感じたこと。すべて、これからのあなたの参考になるはずです。
もう一人は、CAW の分散性を検証しようとしているあなた。このドキュメントは、私のセットアップを再現可能な形で残しています。あなたが「本当に独立したノードが存在するのか」を確かめる時、これが一つの参照点になればと思っています。
私は技術者ではないので、完璧なガイドは書けません。でも、一人の参加者として、自分が辿った道を正直に記すことはできます。
これは、一人のハンターがネットワークの一部になっていく、その旅の記録です。






