上級
通常のウォレットに、一時的にスマートコントラクトの機能を持たせるEthereumの新しい規格。
詳細説明
EIP-7702は、Ethereumの改善提案(EIP=Ethereum Improvement Proposal)のひとつで、私たちが普段使っている通常のアカウント(EOA:秘密鍵で操作するウォレット)に、必要なときだけスマートコントラクトのような振る舞いをさせる仕組みです。
従来、Ethereumのアカウントは「人が鍵で操作するEOA」と「コードで動くコントラクトアカウント」にきっぱり分かれていました。EIP-7702は、その壁を取り払い、ふだんは普通のウォレットとして使いながら、特定の操作のときだけプログラム可能な機能(複数処理の一括実行、ガス代の肩代わり、生体認証によるログインなど)を付与できるようにします。アカウント抽象化を、既存のウォレットアドレスを変えずに実現する、現実的なアプローチとして注目されています。
たとえ話
普段は普通の自家用車として乗っている車が、ボタンひとつで必要なときだけ自動運転モードや特殊装備に切り替わる、と考えてみてください。車(アドレス)を買い替える必要はなく、同じ車のまま、状況に応じて賢い機能を呼び出せる。EIP-7702は、既存のウォレットをそのままに、必要なときだけ「賢いモード」を起動できるようにする技術です。
CAWでの役割
CAWのV2で計画されている「指紋認証や顔認証によるアカウント作成」「ガス代の壁を越える体験」は、EIP-7702のような技術が土台になります。これにより、シードフレーズもガス代の準備も不要で、普通のスマホユーザーがそのままCAWに参加できる未来が近づきます。EIP-7702は、CAWが「暗号資産の知識がなくても使えるソーシャル」へと進化するための、重要な技術的ピースのひとつです。






