初級

開発者が資金を持ち逃げし、プロジェクトを突然放棄する詐欺。

詳細説明

ラグプル(Rug pull)とは、直訳すると「敷物(rug)を引き抜く」という意味で、足元の敷物を急に引かれて転ぶように、信じていたプロジェクトに突然裏切られる詐欺を指します。

典型的には、開発者が魅力的なプロジェクトを立ち上げて投資家から資金を集め、トークンの価格が十分に上がったところで、集めた資金や流動性をすべて引き上げて姿を消します。残された投資家の手元には、価値がゼロになったトークンだけが残る ── これがラグプルです。匿名で立ち上げられる暗号資産プロジェクトでは、残念ながら珍しくない手口です。だからこそ、誰が作っているか、コードは公開・検証されているか、開発者が特権を握っていないか、を自分で確認することが身を守る鍵になります。

たとえ話

魅力的な店構えで客を集め、前払いで会員権をたくさん売ったあと、ある朝こつぜんと店主が店ごと消えてしまう ── ラグプルは、そんな「客を集めるだけ集めて夜逃げする」詐欺のデジタル版です。看板が立派でも、店主が誰で、どんな仕組みで運営されているかを確かめなければ、こうした罠は見抜けません。

CAWでの役割

CAWは、ラグプルが構造的に不可能な設計になっています。開発者はデプロイ後にすべての権限を放棄し、所有権を手放しています。マルチシグもアップグレード可能プロキシも持たないため、誰かが資金や仕組みをこっそり引き上げることができません。「運営者を信頼する」のではなく「そもそも裏切れる管理者が存在しない」 ── このトラストレスな設計こそが、CAWがラグプルとは無縁である理由です。なお、CAWを装った類似トークンには注意が必要で、必ず正しいコントラクトアドレスを確認してください(DYOR)。

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