上級
イーサリアムの混雑と高い手数料を解決するため、その上に作られた高速な処理層。
詳細説明
レイヤー2(Layer 2、L2)とは、イーサリアム本体(レイヤー1)の上に築かれた、処理を高速化・低コスト化するための仕組みです。代表例にArbitrum、Base、Optimismなどがあります。
イーサリアム本体は、安全で分散化されている反面、多くの人が使うと混雑し、ガス代(手数料)が高騰するという弱点があります。L2は、取引の処理を本体の「外」でまとめて行い、その結果だけを本体に記録することで、この問題を解決します。たくさんの取引を束ねて一度に処理するため、手数料が大幅に安くなり、速度も上がります。しかも最終的な安全性は、土台であるイーサリアム本体が保証する。「本体の安全性を借りながら、その上で高速・安価に動く層」、それがL2です。
たとえ話
街の中心にある一本の大通り(レイヤー1)が、安全だけれど混雑して、通行料も高くなるとします。そこで、その大通りの脇に「バイパス(L2)」を通す。日々の移動はこの空いていて安いバイパスで素早く済ませ、要所要所で大通りに合流して正式な記録を残す。利用者は速くて安いバイパスを使えて、最終的な記録の正しさは大通り(L1)が担保する。L2は、この「大通りの信頼を借りた、速い抜け道」のような存在です。
CAWでの役割
CAWのテストネットでは、L2が重要な役割を担っています。新機能の検証は、Base SepoliaやArbitrum SepoliaといったL2のテスト環境で行われています。L2を活用することで、CAW上の大量の操作 ── 投稿、いいね、フォローなど ── を、イーサリアム本体の高い手数料を払わずに、高速かつ安価に処理できるようになります。「普通の人が気軽に使えるソーシャル」をCAWが実現するうえで、L2の低コスト性は欠かせない土台なのです。






