中級
流動性プールに資金を預けた証として発行される「預かり証」のトークン。これを持つ者だけが、プールから資金を引き出せる。
詳細説明
LPトークン(Liquidity Provider Token)とは、DEXの流動性プールに2種類のトークン(たとえばCAWとWETH)をペアで預けたときに、その見返りとして発行されるトークンです。プール全体のうち「自分が何%ぶんの持ち分を持っているか」を表す証明書の役割を持ち、LPトークンを返却すれば、預けた資金と、そこに積み上がった取引手数料を引き出せます。
裏を返せば、LPトークンを持っている者だけが、プールの資金を引き出せるということです。だからLPトークンの「所在」は、プロジェクトの安全性を見るうえでとても重要です。運営がLPトークンを握ったままなら、いつでも流動性を引き抜けます(いわゆるラグプルはこの形で起こります)。逆に、LPトークンがデッドアドレスへ焼却(バーン)されたり、時限ロックされたりしていれば、そのぶんの流動性は誰にも引き抜けなくなります。
たとえ話
クロークの引換札に似ています。荷物(資金)を預けると、引換札(LPトークン)を渡されます。札を持っている人だけが荷物を取り出せて、札を人に渡せば、荷物を取り出す権利ごと移ります。そして、もし札を燃やしてしまえば──荷物はもう誰にも取り出せず、永遠にクロークに残り続けます。プロジェクトが自ら札を燃やすのは、「私たちはもうこの資金に手を出せません」という、取り消せない宣言なのです。
CAWでの役割
CAWのメインの取引場は Uniswap V2 の CAW/WETH プールで、そのLPトークンの動きは、当サイトの検証対象のひとつです。2025年9月のトレジャリー検証では、LPトークンがデプロイヤー側のウォレットから運用ウォレットへ移動したのち、その一部が焼却されたことをオンチェーンで確認しました。焼却されたぶんの流動性は、誰にも引き抜けない形でプールに固定されています。「LPトークンが今どこにあるか」は、Etherscanで誰でも追跡できます。






