中級
ETHを「ERC-20トークンの形」に包み直したもの。1 WETH = 1 ETHで、いつでも相互に交換できる。DEXでの取引に使われる、ETHの作業着姿。
詳細説明
WETH(Wrapped ETH/ラップドイーサ)とは、ETHをERC-20という共通規格のトークンに「包み直した」ものです。常に 1 WETH = 1 ETH で、専用のコントラクトにETHを預けると同量のWETHが発行され、WETHを返すと同量のETHが戻ってきます。価値はETHとまったく同じです。
なぜこんなものが必要かというと、ETHはEthereumの「元からあるお金」で、あとから作られたERC-20の共通規格に従っていないからです。DEXの流動性プールのように「ERC-20トークン同士」を前提に設計された仕組みでETHを使うには、いったんERC-20の形に揃える必要があります。それがWETHです。Uniswapなどで「ETHで買った」ように見える取引も、内部では自動的にWETHへ変換されて処理されていることがほとんどです。
たとえ話
現金とプリペイドカードの関係に似ています。自動改札や券売機が「カード式」を前提に作られていると、現金そのものはかざせません。そこで現金をチャージして、同じ金額のカードにする ── 価値は1円も変わらず、形だけを機械が読める規格に揃えるわけです。WETHは、DEXという「カード式の改札」を通るための、ETHのチャージ済みカードです。使い終われば、いつでも同額の現金(ETH)に戻せます。
CAWでの役割
CAWのメインの取引場である Uniswap V2 のプールは、CAW/WETHペアです。つまりCAWの基準価格は「1 CAWが何WETHか」で決まっており、そこにETHのドル価格を掛けたものが、普段目にするCAWのドル建て価格になります。ETHの価格が動けば、CAWのドル建て価格も連動して動く ── この関係の土台にあるのがWETHです。当サイトの検証記事に登場する「291 WETH」などの数字も、すべてこのプールを流れたWETHの記録です。






